『裸足の季節』から、『ボーイの季節』へ 松田聖子
あの愛くるしい笑顔と可愛らしいしぐさで、ファンを魅了し続けた聖子ちゃんもついに結婚のときを迎えることになりました。
丸5年の時を経て、6年目へと突入した直後のことでした。 それまで、3ヶ月ごとにきっちり1枚ずつのシングル・レコードをリリースし続け、独身最後となる曲が、21枚目のこの『ボーイの季節』でした。
その内、19枚は、オリコンのヒットチャートを連続で1位獲得した曲ですから、物凄いことです。 2枚目の『青い珊瑚礁』は、セールス的には、十分な有資格曲ながら、2位にとどまり惜しいところでした。
あこがれのスターと一緒になる夢を叶えたまさにシンデレラ・ガールとなるかと思っていたところが、恋人との噂がささやかれ続けた郷ひろみとのいきなりの破局宣言が伝えられ、度肝を抜かれてしまいました。
そうしたところが、その直後には、主演映画で共演した神田正輝との恋人宣言が行われました。 そして、トントン拍子に婚約、結婚と言う運びになり、さらに驚かされることになりました。
実は、破局宣言の約8ヶ月前には、郷ひろみさんとの破局がすでに決定的になっていたようです。 聖子ちゃんの変化が激しかったパフォーマンスの陰には、この破局の影響が絡んでいたのかもしれません。
ただ、聖子ちゃんより一回りも大人の神田正輝なら、懐大きく聖子ちゃんを包んでくれるかなと祝福の気持ちで一杯になると共に、聖子ちゃんの幸せを祈りながらお別れをしようと心に決めたのでした。
「聖子ちゃん、憧れのジューン・ブライド、おめでとう \(^o^)/
どうかお幸せに!」 (もちろん、3度目もね!)
その記念の曲が、デビュー曲の『裸足の季節』にあやかったかのように『ボーイの季節』だったのです。
この曲も、前曲の『天使のウィンク』同様、尾崎亜美さんが、作詞・作曲を担当されることになりました。
当初は、歌を聞いても、歌詞を見ても一体どういう意味で、何を伝えようとしているのかがさっぱり理解できない曲でした。
それも、そのはずでした。 かつて、聖子ちゃんの『SWEET MEMORIES』がCMのBGMとして流れて一世を風靡したサントリー、缶ビールの宣伝キャラクターのペンギンたちが人気となり、ついには長編アニメの制作にまで発展して行った 映画 『ペンギンズ・メモリー 幸福物語』 のテーマ・ソングだったんですから。
実に、この映画のストーリーに即した内容であったことから、この映画を見ないことには歌詩の意味を理解しようと思っても中々できないものだったのでした。 (笑)
ぶらりと革の鞄ひとつで、この町へとやってきたマイク。 そこで知り合った子供たちに歌を教える歌手志望の娘ジルと出会い、やがて恋仲に陥る。
マイクは、デルタ(ベトナム?)戦争参戦中、友を失い、大きなけがをしたことから一人帰還し、心にも深い傷を負っていた。 そんな中で、ジルに少年の日の夢を語って聞かせた。 それが、最終的にマウント・ジェフリーか、サンセット・ビーチに向かうということだったのだ。 そして、そこには、ジルと一緒に行くことを約束していた。 ところが、ジルには父親から有望な若手医師との縁談が持ち込まれたり、夢だった歌手のオーディションに合格して、都会での活躍が周囲から期待され始めたのだった。
そんな彼女に自分はふさわしくないと、身を引こうとするマイク。 二人は、離れ離れにならざるを得ないのか?
マイクは、一人密かにこの町を去っていこうとする。
といったあらすじを申し上げると、なんとなく歌詞の内容が、想像できそうになりませんでしょうか。
さすがに、映画のテーマソングだけあって、壮大なドラマティック感を受ける曲だと思います。
私にとっては、聖子ちゃんとのいい思い出になったと感じた曲でもありました。
「Don't go away. I love you…
…You are boy! ♪」
「少年のころの夢を持ち続けるあなたは、今でも心は少年ね!」-
by『ボーイの季節』
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Author:Chanchiki20
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Chanchiki20と申します。 どうぞよろしくお願いします。
趣味は、ネットサーフィン、音楽鑑賞、DVD鑑賞、読書、カラオケなどです。
音楽は、古い曲が中心ですが、(ビートルズ、キャンディーズ、松田聖子等)、しいて最近の曲と言えば、ZARD、小柳ゆき、倉木麻衣などの曲を聴いています。
映画は、ジャッキー・チェンや、007シリーズなどのアクション物が好きでした。 最近のものでは洋画や邦画の話題作をチェックしてちょくちょく観に行っています。
読書は、小説(歴史、現代、未来)、エッセイ、実用書などいろいろ読みます。
もっか、最もはまっているのは、松田聖子さんに関わるストーリーを展開することです。
いつか長編小説を書き上げたいと思っています。
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