松田聖子 Classic 聖子ちゃん!白書

松田聖子さんの原点 “聖子ちゃんの季節” にスポットを当てました!
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これは夢ではないのね? 『一千一秒物語』 松田聖子

 1981年10月21日発売の聖子ちゃん通算4枚目のオリジナル・アルバム。 『風立ちぬ』収録曲。
 
 3曲目、『一千一秒物語』。
 
 作詞: 松本隆
 作曲: 大滝詠一
 編曲: 多羅尾伴内
 
 
 
 この『一千一秒物語』という曲は、様々な名作や名曲の一節やイメージを取り入れて素晴らしい音楽の名作を作り上げたと言えるようなファンタスティックな名曲だと思います。
 
 タイトルとメルヘンチックな全体イメージは、大正、昭和に掛けての作家、稲垣足穂の小説『一千一秒物語』から、インスピレーションをもらっているのだと思われます。
 
 それから、歌詞に登場してくる「ペーパー・ムーン」は、ジャズのスタンダード・ナンバーの『It's Only A Paper Moon』やライアン・オニール、テイタム・オニール親子主演の映画『ペーパー・ムーン』から、ヒントを得たのではないでしょうか。
 かつて、写真撮影の憧れの的で、アメリカで大人気の背景-“大きな紙製(板製)の三日月”-それが、ペーパー・ムーンです。
 特に子供や女性などは、そこに腰を掛けて撮影するのがアメリカではたいへん流行っていました。
 ※後に聖子ちゃん自身ペーパー・ムーンに腰掛けながら1983年のNHK紅白歌合戦に登場しました。(楽曲:『ガラスの林檎』)
 
 「さび付いた線路を
  歩いたの ♪」
 
 このシーンは、恋人同士ではなくて、親子ですが、映画『ペーパー・ムーン』に登場します。
 
 「あなたの煙草が
  目にしみるわ ♪」
 
 こちらは、グッチ裕三も得意なプラターズの『煙が目にしみる』でしょうね。
 そんな様々なエッセンスを織り込んでこの素敵な曲が誕生したのではないかと想像されます。
 
 そういう要素自体も素晴らしいのですが、聖子ちゃんの情景描写が浮かんでくるような見事な歌い方とエコーの効いたファンタスティックな歌声がなんといっても出色の出来栄えになっています。
 
 大滝詠一さんの起用には、聖子ちゃんに新風を吹き込むことともう一つ。 当時、喉の酷使で、喉を痛めていた聖子ちゃんの少し荒れていた声にナイアガラ・サウンドを被せる事によって、写真に紗を掛けて顔をぼかして女性の顔を美しく見せるように、聖子ちゃんのややもするとしゃがれた声をきれいに補正したい狙いもあったのではないかと思います。
 シングル『風立ちぬ』が登場して、その曲を聴いたときに、「あ、なるほど、エコーを効かせて聖子ちゃんの声をやわらかくしようとしているな」という意図をすぐに感じました。
 
 そして、その目的は、見事に当たって『風立ちぬ』というアルバム自体がとても幻想的でメルヘンチックな『Pineapple』とNo.1を競えるような素晴らしい仕上がりのアルバムになりました。
 
 彼のパートナーとして誘われたパーティーの帰り道。 彼女は、素敵なファースト・キスを経験しました。 町を見下ろせる高台の丘の上には、美しい夜景と共にとてもロマンチックな三日月が輝いていました。
 
 まるで、天に昇れば、腰かけられそうな可愛らしい三日月。 それは、まるで絵本の中に登場する少年が腰かけているような月のようであったり、写真撮影に使われるペーパー・ムーンのようでもあって、とってもメルヘンチックな月なのでした。
 
 彼女は、その月明かりが、なぜか自分だけにスポット・ライトを当てているような錯覚を覚えてなりません。 「あのお月様は、“ペーパー・ムーンなの?」
 
 そして、大好きな憧れの人と一緒に歩いているこのシチューエーションは、もしかして夢の中でのできごとなのではないかしらと、ふと、不安に駆られてしまうのでした。
 
 そこで、彼女は、彼に頬をつねってもらった上で、“一千一秒”(16分41秒)抱きしめていてとお願いしたのでした。⇒(一千一秒物語!?)
 
 そのくらいの時間、彼に抱きしめていてもらわないと彼女の幸せ過ぎて不安な気持ちが収まらないのでした。
 
 聖子ちゃんの抜群で素敵な声と表現力、松本隆さんの文学的センスの光る歌詞、大滝詠一さんの幽玄でロマンチックなメロディーと厚みのあるサウンド。 そして、ファンタジーを連想させるような素敵な音やコーラスを編みこんだ多羅尾伴内(大滝詠一)さんのアレンジ。
 
 それらが、渾然一体に融合した世にも稀でファンタスティックな名曲といえる一曲なのではないでしょうか。
   
 
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[ 2011年01月30日 23:21 ] カテゴリ:松田聖子(アルバム) | TB(0) | CM(0)
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Chanchiki20

Author:Chanchiki20
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Chanchiki20と申します。 どうぞよろしくお願いします。

 趣味は、ネットサーフィン、音楽鑑賞、DVD鑑賞、読書、カラオケなどです。
 
 音楽は、古い曲が中心ですが、(ビートルズ、キャンディーズ、松田聖子等)、しいて最近の曲と言えば、ZARD、小柳ゆき、倉木麻衣などの曲を聴いています。

 映画は、ジャッキー・チェンや、007シリーズなどのアクション物が好きでした。 最近のものでは洋画や邦画の話題作をチェックしてちょくちょく観に行っています。

 読書は、小説(歴史、現代、未来)、エッセイ、実用書などいろいろ読みます。

 もっか、最もはまっているのは、松田聖子さんに関わるストーリーを展開することです。

 いつか長編小説を書き上げたいと思っています。

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